2020/06/19 15:58

「デザインのことを考えている時は、いつでもワクワクします。」


そう語るのは、「野ばら」や「レース」「ちび猫」「ハート」等の、特に女性人気が高いマスクの柄を手掛けられたデザイナーの黒瀬さん。

㈱水野染工場の旗や暖簾等、商品全般のデザインをはじめグループ会社「染の安坊」の手ぬぐいも、数多くデザインされている方です。
人気のデザインはどうやって生まれてくるのか!?弊社のスタッフがお話しを伺いました。


取材者:
「野ばら」「レース」「ちび猫」「ハート」…これらのマスクは、弊社はもちろん、グループ会社の「染の安坊」(以下安坊)でも人気がありますね。
これらの柄は、どのようにして生まれてきたのでしょうか?

黒瀬さん:
安坊から「マスクの柄を新しく考えてほしい」とご依頼をいただいたことがきっかけです。
お受けした時、安坊の手ぬぐいを裁断・縫製した「手ぬぐい柄マスク」はすでに販売中でした。

そこで、手ぬぐいのいわゆる「和風」な柄とはまた違った今まであまり無いような、思い切って「洋風」な柄を考えたいなと思って…。
実は、この4種類の他にもたくさん考えたんですよ。

取材者:
えーっそれは、見たかった…!!(後でこっそり見せてください。)
柄が浮かんでから、実際にマスクの形にするときにはどのようなことを大切にされましたか?

黒瀬さん:
「大人の女性がつけても似合うこと」
「仕事場にもつけていけるような柄であること」です。
「野ばら」や「レース」は繊細さが感じられるように、
色味も落ち着いた、シックな雰囲気にしています。

逆に「ちび猫」や「ハート」は可愛い感じ…だけど可愛い過ぎないように心掛けました。





取材者:
黒瀬さんがデザインのセンスを磨くために、普段からやっていることがあれば、教えてください。

黒瀬さん:
伝統の美術、現代の美術、どちらも機会があれば美術館に観に行くようにしています。好きなのは、ミュシャ、バスキア、ロートレック、ヨーゼフ・ボイス…挙げたらキリがないです(笑)。

あとは、自然の中を歩いている時とか、まったく別の分野の中にもデザインのヒントがあったりします。

取材者:
そういえば、黒瀬さんは登山も好きで、よく登られていますもんね。

黒瀬さん:
山に限らずですが、歩いていて無意識に目に入ってくるような…
例えば花がわーっとたくさん咲いている場所や木々の葉が並んでいるのを見て「なんてデザイン的なんだろう」と、感動する時もありますね。

取材者:
マスク生活はまだまだ長引きそうです。
最後に、デザイナーとしてお客様に何か一言お願いします。

黒瀬さん:
大変な世の中ですが、マスクの柄を通して少しでも明るい気持ちになっていただけたらと願っています。

取材者:
ありがとうございました!


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※「ちび猫」と「野ばら」の新色は7月販売予定です。お楽しみに!